🔷 なぜ僕は、縮毛矯正にこだわり続けるのか
──そこには、たったひとつの“約束”がある。
🟦 1983年、踊らされた時代に「違和感」を持った少年がいた
聖子ちゃんヘアー、マッチヘアー、俊ちゃんカット…流行に踊らされた80年代。
「今、これが流行ってるから」と、判で押したようなスタイルが量産される中で、大分商業を卒業した私は、家業である理美容業を継ぐため北九州へ修行に出た。
当時は“使いパシリ”。シャンプーと洗濯・掃除に明け暮れる毎日、でも心には火を灯していた。毎日練習して「今に見ちょれ」と。
——これが後の“アンテナ節”の原型になるなんて、その時は思ってもいなかった。
🟦 ヒーローに教わった「逃げない心」
小学生の頃に憧れたのは、ジョー、飛馬、タイガーマスク、ウルトラセブン…。どのヒーローも最初は弱くて、いつもピンチから始まる。
敵は強い。でも、逃げない。自分だけが越えられる壁を乗り越えて、愛する人のために立ち上がる。——しかも、たいてい貧乏だった(笑)
あこがれの“ヒーロー”を思い。歯を食いしばって、何度も乗り切ってきた。気づけば、私自身も誰かの力になれるような「ヒーローでありたい」と思っていた。
🟦 そして出会った、「本当のストレート」を教えてくれた人
開業から2年。月に50人ほど縮毛矯正をこなすようになった頃、
一人の主婦の方が来店された。クセは強く、撥水性で太く、私は「伸びが甘い」と自信を失っていた。
でもその方は、仕上がった髪を撫でながら言った。
「これ、これなのよ。棒みたいなストレートじゃなくて、手ざわりがいい。
ブローしやすくて、こういうのを求めてたの。」捻くれ者の僕は「慰め」とも思った。しかし、……あの一言が、私にスイッチを押した。
クセを“伸ばす”ことじゃない。髪を“生かす”ストレート。
——そこから、G-Oの縮毛矯正は進化を始めた。
🟦 こだわりの始まり、そして別れ
還元剤を作り、温度を変え、毛先・中間・根元を塗り分けた。
今でいう“デザイン矯正”の試行錯誤だった。
僕に宿題をかせた彼女はある時から病気で通えなくなり、そして、帰らぬ人となった。
彼女の希望する「今度は毛先を丸めたい」。その願いは、叶えることができなかった。お通夜の日、私は心に誓った。
「必ず、動きのあるストレートを完成させる」と。
🟦 その約束が、今もG-Oを動かしている
あれから28年以上。
その方が夢見た「質感と動きのあるストレート」は、
G-Oの技術の中心になっている。
利害関係のない誰かのために、本気になれるか? 命をかけられるか?
私の答えは、ずっと同じだ。「YES」だ。
🟨 そして今も、アンテナ節は進化中
質感矯正、デジパー、デザインアイロン… 技術は日々進化しても、想いは変わらない。「誰かの悩みを、誰よりも真剣に受け止める」
その姿勢は、メニューにも、ホームページにも、SNSにも宿っている。
G-Oは、夢を継ぐ場所。
あの日のお客様の、そしてこれから出会うあなたの、夢をカタチにするために。
G-Oの縮毛矯正は「永遠の未完成」、現在進行形です。
💡だからG-Oは、縮毛矯正にこだわる。
それはただの技術じゃない。
誰かと交わした、心の約束だから。
第二章:30代の俺へ 〜勘違いヤローだったあの頃〜
いや〜正直に言おう。30代の頃のオレは、めちゃくちゃ勘違いしてた。
技術に自信がついてきて、指名も増えてきて、
「店も軌道に乗ってきた」って。
[スタッフも増えてきたし」…
遅刻するお客さんには内心ムッとしてた。
今思えば、調子こいてたねぇ!
30代の当時のオレは
「なんで遅刻するん?」
「ドタキャンせんでくれん」
「この髪、なんで家で染めるん?」
——と、心の中で文句ばっか言ってた。
そんなある日だった。いつも来てくれてたお客様が、連絡もないく来店されなかった?「時間泥棒やん」と、正直イラついてた。
でも、翌週——その方がコルセットを巻いて来店された。
「来る途中、OBS前で後ろから追突されて…。病院に入ってて…ごめんねぇ」と小さな声で。
その瞬間、青ざめたのはオレの方だった。
「事故ってたら、パニックになって、店に連絡なんてできないだろ」
そう気づいた時、自分がいかに“自分のことしか考えてなかったか”を思い知らされた。本当にごめんなさい。
あれ以来、時間になってもお客様が来ないと、心配でならない。
「なんかあったんじゃないか」…と
——そんな心配が、今も頭をよぎる。
還暦すぎると、いろいろ心配になるんよ。 でもそれも、きっと人として“育った証”なんやろうね。
「来てくれる」って奇跡なんよ
理・美容室なんていっぱいある。
その中で「今日、G-Oに行こう」って決めてくれる人がいる。
それって、すごいことやん。
技術だけじゃない、「人として」信頼してくれてる証。
だから、今は思うんよ。
ドタキャン?連絡あれば、全然OK。
セルフカラー?仕方ないやん。
大事なんは、また来てくれるかどうか。
来てくれた時に、「今日も来てよかった〜」って思ってもらえるか。
あの頃の自分に言いたい。
お前の技術はまだまだ。
ハサミだけじゃなく、 心で切れ。
——そうやって今のアンテナ節が、できあがってきたんよ。
相談する